165系 急行「アルプス」 / 事業用車更新日:2020/10/19
更新日:2020/10/19
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165系で運行される急行の中で有名な列車の一つがこの急行列車「アルプス」です。中央東線における急行列車の代名詞とも言えるでしょう。国鉄時代の急行全盛期にはサロとサハシを連結し、ビュッフェ車のサハシでは軽食のほか信州そば等が提供されていました。
運行区間は新宿~松本間の他に、大糸線の南小谷まで乗り入れていました。途中駅まで飯田線直通の「こまがね」や身延線直通の「みのぶ」との分割・併合運転も行われ、また下りの夜行アルプスでは荷物電車との併結、大糸線内では霜取りパンタを掲げたクモヤ90を先頭に連結した編成等、興味深い運用が数多く見られました。
先行して発売の〈165系急行「こまがね」〉との併結により新宿口で見られた12両編成が完成します。また同時発売される〈急行「アルプス」用 事業用車セット〉と併せることで新宿~松本間の荷物電車との併結や、先頭にクモヤ90を連結した大糸線の初電を兼ねた運転を再現することができます。
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現在のようにトラック輸送が盛んでなかった昭和50年(1975)前後は鉄道輸送への依存度が高く、夜行「アルプス」も新聞を始めとした地方への荷物輸送の役割を担っており、165系の後部にクモニ83を併結して運用していました。
またこの列車は翌朝の大糸線初電も兼ねていた為、冬場には凍結した架線の霜取りを目的に霜取りパンタを掲げたクモヤ90を先頭に連結して終点の南小谷を目指すという光景が見られました。
現代の鉄道シーンでは見られない急行列車の運用をNゲージの世界でお楽しみ頂けるセットをご用意。同時発売の165系「アルプス」と併結してバラエティに富んだ「アルプス」編成を楽しむことができるほか、既存のクモニ83 800番台やクモユニ82と組み合わせて荷物列車や、101系800番台・115系800番台との併結列車の再現も可能です。
既存のクモニ83 800、クモヤ90とは異なるプロトタイプの車両を新規製作。既存製品をお持ちの方にもおすすめのセットです。
品番 | 品名 | ASSY表 | 価格 |
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10-1334 165系飯田線急行「こまがね」4両セット | 165系飯田線急行「こまがね」4両セット | ¥15,290
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10-1389 165系急行「アルプス」8両セット | 165系急行「アルプス」8両セット | ¥24,860
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10-1390 急行「アルプス」用事業用車3両セット | 急行「アルプス」用事業用車3両セット | ¥9,900
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編成例
主な特長
・スナップオン台車/ボディマウントカプラー/DCC対応/先頭車連結可能/クーラー、ベンチレーター別部品。フライホイール装備の動力ユニット搭載、トラクションタイヤによるスムーズな安定走行を実現。
・列車無線アンテナなし/原形ヘッドライト/Hゴムグレー/汚物処理装置なし/前面強化工事施工前という昭和50年前後の国鉄時代の形態を再現。
・サロ165とサハシ165を新規に設定。
サロ165:2連の一段下降窓とそのバイザー、回送運転台を再現(ライト類は非点灯)
サハシ165:サハシ153改造の50番台車。台車はTR59で客席部冷房改造後、床下のコンプレッサー撤去後の姿を再現。
・先頭車はヘッド/テールライトと前面方向幕点灯(消灯スイッチ付)。中間先頭車の6号車はライト非装備。またクモハは1、6号車とも前面幌付。
・カプラーは先頭・中間車とも新性能電車用の密連カプラーを装備。また別パーツの胴受を任意で取り付けることが可能。
・前面表示、ヘッドマーク、側面サボ用のシールを用意。
● 急行「アルプス」用事業用車
・クモニ83 800番台
昭和43年(1968)改造の後期グループを製品化。既存のクモニ83との主な差異は、雨樋の位置は通常の位置に設置、パンタグラフは1基、耐雪形タイフォンを屋根上に設置、側窓がRの無い形状。
・クモヤ90 0番台
霜取りパンタグラフが増設された90015を製品化。そのほかに乗務員扉後ろに備えたウインドウ・シル/ヘッダーを再現。
クモニ83は165系との併結を前提とした新性能電車用の密連カプラーを装備。他の既存品と直結する際、カプラー交換が必要になります。(例:既存のクモニ83 800・クモユニ82 800、115系300/800番台)
クモヤ90は両エンドとも新性能電車用の密連カプラーを装備。
各車両とも全箇所のヘッド/テールライト・前面表示等点灯(消灯スイッチ付)。また、3両ともトレーラー車です。
クモニ83の前面表示・クモヤ90の運番表示用は無地。クモニ83用に「急行」「荷」の表記を各2枚ずつ用意。クモニ83の前面表示に使用する行先は〈165系「アルプス」〉に付属するシールに収録。
パンタグラフはクモニ83がPS16(銀)、クモヤ90がPS13(黒)を装備。
飯田線の急行列車として活躍していた165系。
初代製品リリースから30余年を経たベストセラー商品を現行仕様の製品にアップデート。165系を完全リニューアルで製品化いたします。
飯田線内で活躍していたネームドトレインで、新宿から直通の「こまがね」をフィーチャー。「急行=165系」の昭和50年(1975)代の飯田線、冷房改造が行われた以降の急行列車が活躍した時代の形態を製品化いたします。
165系は、国鉄初の直流急行形新性能電車153系電車の構造を踏襲し走行性能を20%アップ、勾配・寒冷地向けとして開発され、昭和38年(1963)3月から営業運転につきました。
● 既存の165系を完全リニューアル製品。基本仕様は現行の電車製品踏襲。スナップオン台車/ボディマウントカプラー/DCC対応/先頭車連結可能/ベンチレーター別部品。フライホイール装備の動力ユニットを搭載。スムーズな安定走行を実現。
● プロトタイプは原形が非冷房の冷房改造車。昭和50年(1975)代の国鉄時代の形態を製品化。列車無線アンテナなし/原形ヘッドライト/Hゴムグレー/循環式汚物処理装置取付前/前面強化工事施工前。
● ヘッド・テールライト点灯(中間先頭車を除く)、前面表示幕点灯(消灯スイッチ付)
● カプラーは先頭車・中間部とも、新性能車両用を装備。先頭部はユーザー任意で胴受部品を取付可能。
● 前面表示は無地で設定。ヘッドマーク・側面サボを含めてシール対応。
別売対応オプション
関連製品
- ●「165系 急行「アルプス」 8両セット」(品番10-1389)の説明書の編成図中「サハシ165」の向きに誤りがありました。→詳細はPDFにて
- ※ JR東日本商品化許諾済
- ※ 発売時期・価格・仕様などは予告なく変更する場合がございます。
- ※ 各掲載製品の価格は本体価格に消費税を加えた総額表示です。